知っ得!Q&A(ハンコ ミニ辞典)として様々な疑問にお答えします。

知っ得!Q&A(ハンコ ミニ辞典)

  Q:ハンコを失くしちゃった!!どうしたらいいの?
  A:実印の場合は役所に、銀行印の場合は金融機関に紛失したことを早急に届出しましょう。そうすることで「なりすまし」による、そのハンコでの印鑑証明や預金引き出しなどのトラブルを未然に防ぐことが出来ます。(亡失届けは直接窓口にいって行います)
Q:ハンコと印鑑は違うものですか?
A:正式には印鑑とは役所に届け出て登録した印影のことを指していいます。 世間で殆どの人がハンコのことを「印鑑」と呼んでいますが実は間違いでして、印鑑というのは呼んで字の如し、印の鑑(かがみ)ということです。(ハンコを捺した後に紙に残る印影の事)ちなみにハンコの正式名は印章といいます。詳しくはこちら印章を捺した跡が印影で、それでは印鑑とは何かというと、本人証明の手段として使うために役所に登録した印影のことを「印鑑」といいます。 ハンコ・印鑑・印章に印影ってなんだかややこしいですけれど、正式名はあれどハンコを印鑑と呼んだり印章だけれど印鑑って言うのが一般的な世の中となっております。
Q:ハンコの書体ってどんなのがありますか?
A:代表的なものとしてはてん書体・印相体・古印体・楷書体・行書体・隷書体・草書体の7書体があります。
Q:実印と銀行印って何か違いがあるの?
A:実印とは自分が住民登録してある各市町村に登録したハンコのことで銀行印は金融機関などで口座開設のときに登録するハンコのことです。安全上問題なく使用するには複数の金融機関で同じハンコを使いまわさないこと、1本のハンコを実印と銀行印に兼用しないことです。
 Q:実印は必ず持っていなければならないの?
 A:実印が必要になるのは不動産や車の購入時や相続の時です。それ以外は不要と思いがちなのですが様々な契約に際して認印でなく実印が求められる場合があります。社会人になったら印鑑登録しておいていざという時に備えましょう!
  Q:ハンコを落としてしまい欠けてしまいました。もう使えませんか?
 A:欠けてしまった度合いにもよりますがそのハンコで印鑑登録してあったり銀行印とし使っていた場合は使用できなくなる可能性が高いです。役所や金融機関窓口で相談の上、欠けたハンコでの印影確認が出来ない場合は速やかに作り直しをした上で改印届けをしましょう。
Q:親からもらった(または祖父の形見の)ハンコがあります。そのまま使っても大丈夫ででしょうか?
 A:そ のままで使用しないでください!ご両親やご先祖様からの形見のハンコを受け継いで使いたい、このことは心情的にはアリ、なのですが、事がハンコとなるとい ろいろと問題があります。まず姓名(フルネーム)での彫刻がしてあった場合、同姓同名でない限りは印鑑登録できません。姓(苗字)だけなら登録は可能かも しれませんが(身内とはいえ)そのハンコで自分の知らないところで、どのような契約が交わされたかも分からない、という状況を想像してみてください。全く 身に憶えの無い借用書にそのハンコが使われている場合だってありうるんです。 それでも「形見のハンコを・・・」という場合は「改刻」という方法があります。お近くのハンコの専門店に持ち込んでみましょう。改刻可能な印材だったら彫 刻部分を切り落として新しく彫り直してもらうことが出来ます。象牙の印材などこの方法で何世代も持ち続けることが出来ると思います。
 Q:象牙のハンコの販売って違法なんじゃないですか??買っても大丈夫なの?
 A:政府認定の登録店なら安心して購入できます。 報道などにより「象牙のハンコって法律違反なのでは?」という疑問を持つ方が多数いると思われます。実際ワシントン条約締結後1989年以降の国際取引は 禁止されていますし、わが国でも種の保存法により取扱いは厳密化されています。ですが1989年以前に輸入された象牙やその後も特例として認められた限定 数量の象牙に関しては政府管理の元、国内での売買が可能となっています。(一つ一つに密輸などの不正な品ではないと日本政府が認めた象牙シールがつきま す)象牙のハンコを購入する際は販売店に政府登録の店かどうか、認定の象牙シールがつくかどうかを確認しましょう。
  Q:ハンコが上手く捺せません!どうすればよかどですか?
   A:真っ 直ぐ捺せない悩み、かすれてしまったりして綺麗に捺せない悩みなど人によってそれぞれです。上手く捺す為、まずはハンコの印面をお掃除にすることから始め ましょう。ティッシュなどで長年こびりついてしまった朱肉を取り除きます。そして朱肉をつける際はベタッとはつけずポンポンと2、3回軽くタッピングする 感じで全体にムラが無いようにつけます。そして朱肉のつき具合をチェックする為、印面を見ます。(この時焦らずに文字の上下を確認しましょう。そうすれば 真っ直ぐ捺せない悩みはほぼ解決する筈です)押印に際しては人差し指と親指、中指でしっかりともちまっすぐにゆっくりと押さえる感じで捺します。(捺印 マットがあるとベストですが無い場合はメモ用紙などの紙を何枚か下に敷きます) 適度な力加減で捺したまま、「の」字を書く要領の重心移動で動かします。押印後の印面に朱肉の朱油が残るのはハンコのためによくありません。印面と輪郭の部分はティッシュなどでしっかりとふき取ってから仕舞いましょう。
Q:捨印ってなんですか?捺しても大丈夫なの・・・
   A:捨印(すていん)とは契約を交わす際、名前の横に捺す印鑑とは別に欄外の余白部分に捺したハンコ【陰影)の事です。捨印は大勢の消費者を相手にする事業所(銀行や生命保険会社)等で広く行われている商慣習で、いわば訂正印として使用されてます。目的としては文章作成後に書類の内容に誤りがあった場合など、訂正印をもらいにわざわざ相手先に出向く手間を省く為に行われていますが、捨印を捺したばっかりに後で契約内容が書き換えられる可能性も無きにしも非ずです。捨印はよく考えてから捺したいものですね。

 

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